
とみー (夫) です。
出張、旅行、帰省などの移動に大変便利な機内持込サイズのスーツケース、皆さん使ってますか?
機内持込サイズのスーツケースの魅力と、私のイチオシの繊維強化樹脂製スーツケースについてまとめます。
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目次
1.機内持込スーツケースとは
旅行や出張で飛行機を使うとき、到着先の預け荷物受け取り場で長時間待った経験はありませんか?
いつ出てくるかわからない荷物を、ずっと待ってるのは結構苦痛ですよね!
さらに、近年多くなってきたLCCでは預け荷物にオプション料金がかかることも。。。(機内持ち込みは無料)
機内持込サイズのスーツケースを使い、預け荷物を無くせばそんな悩みもありません!
機内持込荷物の制限
JALやANAの国際線/国内線の手荷物は
- 3辺(縦・横・高さ)の和が115cm以内 (55×40×25cm以内)
- 10kg以内
LCCでは、5~10kg以内のところが多いです。
10kgと聞くと、結構余裕があるように思いませんか?ですが、意外と盲点なのが、スーツケースの重量です。
実は、一般的な機内持込サイズのスーツケースの重量は3~4kgあります。重いものでは5kg近いものも。。。
重いスーツケースだと、ほとんど荷物が入れられないのです。なので、スーツケースは軽いに越したことはありません!
軽量スーツケースの中でも、特に軽量で強度・復元力に優れた繊維強化樹脂製スーツケースをおススメします!
2.繊維強化樹脂の魅力
繊維強化樹脂ってご存知でしょうか?
工業的には、FRP( Fiber Reinforced Plastics)と呼ばれる樹脂と繊維を掛け合わせた複合材料です。(↓こういうやつです。)

身の回りに溢れている一般的なプラスチックは、軽くて使いやすい材料ですよね。
ですが、強い力を加えると割れるという欠点があります。

一方、布のような繊維はしなやかで割れることは無い。
この二つを掛け合わせることで、軽くて割れにくい 繊維強化樹脂になるんです。
繊維強化樹脂 は、軽量かつ強度が高く割れにくいという特徴から航空機や船舶などに使われるハイテク素材なのです。

もちろんスーツケースにも使われています。 これはサムソナイトのCurvという繊維強化樹脂を使ったスーツケースのテストの様子です。
トラクターで踏みつぶされても元に戻るぐらい丈夫です。ふつうは割れそうですが、そんなことはなさそうですね!
一般的なスーツケースは、ABS樹脂やポリカーボネート樹脂が使われています。これらの材質では、軽量化するためには薄肉化しないといけないのですが、そうすると割れやすくなってしまうんです。
また、高価なスーツケースには質感の良いアルミニウムが使われることがありますが、使っているうちにぼこぼこに変形してしまうことも。。。
さらに、軽いイメージのアルミですが、樹脂に比べると2倍ほど比重が高いので、実はアルミ製のスーツケースって結構重いんです。。。

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3.繊維強化樹脂を使ったスーツケースまとめ
いくつかのメーカーから繊維強化樹脂製のスーツケースが発売されているのでまとめました。
3-1.サムソナイト Curv製スーツケース
繊維強化樹脂を使ったスーツケースで、最も有名なのがサムソナイトです。Curvの詳細は サムソナイト公式オンラインショップをご覧ください。
サムソナイトのスーツケースですが、定価は60000円以上の非常に高価なものですが、楽天の平行輸入品だと安いです。とみー(夫)も下に書いてあるライトショックの平行輸入品を買いましたが、大変満足しています。
コスモライト スピナー55

容量:36L 重量:1.7kg
サムソナイトのCurvを使ったスーツケースの中で、最も売れ筋のモデルです。
重量は市販のハードスーツケースの中で最軽量級です。容量は36Lと、十分です。
シングルキャスター、シングルバーハンドルを採用しており、軽量化のためにできる限り余分なものを削っている印象です。
貝殻模様がおしゃれですね!ただ、人気モデルのため、空港ではよく人と被ります。
ライトショック スピナー55

容量:36L 重量:1.7kg
スペックはコスモライトとほぼ同じです。違いはデザインでしょうか。
私はこちらを使っています。人と被らないので気に入ってます。
ライトボックス スピナー55

容量:38L 重量:2.2kg
こちらは、ダブルバーハンドルやダブルキャスターを使用しており、より走行安定性が高まっています。また、バーに荷物をかけておけるのもいいですね!
さらに、ボックス型になっており容量は38Lとかなり大きめです。
ケースの角にはプロテクターがついているので、強度もさらに上がっています。
その分、重量は少し重くなっていますね。とは言ってもこのサイズではまだまだ軽い分類に入ります。
ところで、Curvの製造方法が気になったので調べてみました。
繊維状のポリプロピレンを板状に加工したものを、スーツケースの形状に成形しているのですね!
3-2. プロテカ ULTRA STRING製スーツケース
日本のメーカーACEのプロテカシリーズからも、繊維強化樹脂製スーツケースが発売されています。
Curvと似ていますが、こちらは グラスファイバーをポリプロピレン織布で挟んだ構造です。
エアロフレックス ライト

容量:37L 重量:1.7kg
コスモライトやライトショックと同等の軽さでさらに容量が1L多くなっています。 ダブルバーハンドルなのもいいですね!
さらに、安心の日本製です!
ただ、少し価格が高いです。。。ですが予算に余裕がある方は、最善の選択肢ではないでしょうか!
ULTRA STRINGの説明動画がありました。こちらも、Curvと同様に高い復元力がありそうですね!
3-3. レジェンドウォーカー PCファイバー製スーツケース
ティーアンドエスという日本のメーカーからも、繊維強化樹脂製のスーツケースが発売されています。PCファイバーという材料名で、繊維(材質不明)をPC(ポリカーボネート)で挟んで成形しているようです。
BLADE 5603-48

容量:35L 重量:1.9kg
5603-48は、重量と容量を見たらやや劣ります。ですが、それでも十分なスペックだと思います!
日乃本錠前社製のキャスターが使用されている点も魅力的ですね!
ですが、このモデルの魅力はなにより価格です!今回紹介した、繊維強化樹脂スーツケースの中では最安です。
いかがでしたか?高性能スーツケースで快適な旅をお楽しみください!